恐怖の始まり…
ウチの集合住宅の近所には野良ネコが結構いた。
夜中に発情したネコが大合唱したり、屋根の上で喧嘩をして威嚇し合ったり、取っ組み合ったり、転げ落ちたりしていた。
だから、夜中に天井から聞こえるドタドタという音を特に気にすることはなかった。
時々、真夜中にも関わらず、隣の部屋から木を削る音が聞こえるようになった。
隣室は女性の一人暮らしなのだが、「何で隣の人はこんな時間に気を削ってるんだ!?」、「迷惑な人だな…」くらいにしか思わなかった。
そして、ある日突然、眠っていた僕を起こすほどの音量で「キュイッキュイッキュイッ 」という謎の音が真っ暗闇の寝室に響き渡った。
翌朝、直ぐにネットで調べてみたら…
「ネズミじゃねえかっ!!」
天井から聞こえてくる音は、奴らの足音。
木を削るような音は、奴らが木材を食い散らかしてる音。
全てが奴らの仕業だったのだ。
ネズミになんか負けないぞっ!!
まずは、兎にも角にも大家さんに報告。
直ぐに対応してくれることにはなったのだが、業者さんの定休日や僕の仕事の都合もあり、どうしても間が空いてしまう。
加えて、その夜、初めて部屋を悠々と横切るネズミの姿を視認してしまった…
部屋中を総チェックするのだっ!!
知らず知らずのうちに棚の後ろに落としていた無残な青汁の残骸…

そして、撒き散らされていた大量の糞尿…


もう、頭フラフラ…
ネズミは病原菌の塊。
ネズミ自身だけではなく、奴らが撒き散らす糞尿にも多くの病原菌が含まれ、奴らに寄生するノミやダニも多くの病原菌を持っている。
ネズミが原因で罹患する感染症や病気は枚挙にいとまがない。
中でも黒死病(ペスト)が最も有名。
14世紀の大流行では全世界で約8,500万人が死亡したとされ、17世紀の大流行では約1億人が死亡したとされている(((;゚Д゚)))
もうね、ミッキーマウスやジェリー、メイシーにさえ殺意を覚える始末ですよ。
まずは自分で出来ることをするべしっ!!
このまま業者さんが来るまで待っていられない…
自分でも早急に手を打たなければ…
で、買ってきたのがこれ。

「Death」が「More」で「Pro」が付いてるわけですから、これは効くでしょ。
多分。
きっと。
お願い効いて…(*>人<)

「デスモアプロ」を奴らが潜みそうな箇所に投げ込みまくった数日後。全12袋、全て完食。
これは複数のネズミがいる予感。
ネズミ算的に増殖していないことを祈るのみ。
ネズミを視認した夜から、ネズミが気になってしまって眠りが浅くなり、ちょっとした物音で目が覚めてしまうようになった。
奴らが部屋を移動する音、何かを漁る音、木材を齧る音など、様々な音が頻繁に聞こえてくるため、慢性的な寝不足に陥ってしまったのである。
「デスモアプロ」を食ってない奴らも複数匹いる模様。
早速、買い足して、再設置。
待ってましたよ、業者さんっ!!
2日に一度は我が物顔で部屋を横切るネズミの姿を見るようになっていて、寝不足も続き疲労困憊。
まずは穴探し。
部屋の各所を確認していきます。
そして見つけた立派な穴…
鴨居の裏に開いてました。
3cmくらいの立派な穴が…

厚さ1㎜の金属プレートをコーキング剤で固定し、穴を塞ぐ。

業者さん曰く、「以前5mm厚のプレート使ってたんですけど、破られちゃったんですよ。」とのこと。恐るべしネズミの前歯。
そして、鴨居にはグルっと金網をV字にして嵌め込んで、新たな穴を開けて侵入しようとする試みをブロック。

最後は部屋の点検口から業務用の忌避剤を複数設置。
そして、部屋の各所に「とりもち」を。

「とりもち」にネズミがかかっていた場合、二つに折って圧し潰して絶命させるとのこと…
家に帰り、玄関の扉を開ける前に「お願いだからかかっていないでね…」とお祈りしてる。
その甲斐あってか、今のところ「とりもち」にネズミはかかっていない。
静かな睡眠も取り戻せた。
でも、まだなんかいるような気がする。
外から帰ると、糞尿を撒き散らされていた箇所を再確認してしまう。
奴らが僕につけた傷は深い。
治るまでにはまだ時間がかかりそう。



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